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まずは苦痛の少ない内視鏡検査で、胃や大腸の状態を知り、健康を保つための取り組みを始めませんか?
診療時間 9:00~19:00休 診 日 水、木、金、土日(隔週)、祝日
大腸の病変を発見するのに有効なのが「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」です。 腸内の粘膜の状態を細かく観察することができ、病変が疑われる箇所は組織のサンプルを採取して、後に病理検査を行います。 また、病変の発見はもちろん、がん化するおそれのある大腸ポリープ(腺腫)は、検査時に切除することも可能です。
以下のような症状・状態があれば、大腸カメラ検査をおすすめします。
近年大腸がんが増加しており、女性では死亡率が最も高いがんです。 しかし、大腸がんは定期的な検査とポリープ切除を行うことで、リスクをかなり下げられるがんです。
大腸がんは多くが大腸ポリープが時間をかけてがん化したものです。
米国の有名な研究で、ポリープをすべて切除すると大部分の大腸がんが抑制されました。
40歳を超えたら定期的に大腸カメラ検査を行い、まだ大腸ポリープの段階で切除してしまうことが重要です。またポリープたくさんあったり大きなポリープやがんができたりした方はまたできる可能性が高いので、繰り返し検査をしてポリープを切除していくことが重要です。
大腸カメラ検査では、検査前に食事制限と下剤の服用を行い、便をすべて排泄して腸管内を綺麗にしておく必要があります。下剤には、検査前日に服用する少量の下剤と、検査当日に朝から服用していただく専用の下剤(腸管洗浄剤)があります。腸管洗浄剤の内服は大変な作業ですが、近年様々な種類の腸管洗浄剤が出ており、服用しやすいような工夫がされています。当院では4種類の腸管洗浄剤を準備しており、ご本人の好みや便通にあわせて調整しております。以下それぞれの特徴をご説明します。
2021年に発売された新しい腸管洗浄剤です。ペットボトルに入っていてそのまま飲めるため、準備が簡単です。味はレモン味で少し酸味があります。サルプレップは、その2倍量の水やお茶と合わせて飲み、腸内の便の排泄を行います。腸内を洗浄する効果は高いです。排便がきれいになるまでに服用する腸管洗浄剤の量は平均480〜720mlで、腸管洗浄剤の量だけを比べると、他の製剤より少ない方です。マグネシウムが含まれているため、腎機能が悪い方の服用は推奨していません。
腸管洗浄剤の服用量が300mlで一番少ない薬剤です。味はオレンジ味で癖がなく飲みやすいです。ピコプレップ300mlと水やお茶を当日に服用し、腸内の便の排泄を行います。 ただやや洗浄力が弱いのと、マグネシウムが含まれているため、腎機能が悪い方の服用は推奨していません。
検査前日から2日がかりで内服する腸管洗浄剤です。味はオレンジ味で癖がなく飲みやすいです。ピコプレップ150mlと水やお茶を前日と当日に服用し、腸内の便の排泄を行います。腸管洗浄剤の服用量が300mlで一番少ない製剤で、非常に飲みやすいです。ただやや洗浄力が弱く、水やお茶を含めた総内服量は少し多くなります。マグネシウムが含まれているため、腎機能が悪い方の服用は推奨していません。
古くから発売されている腸管洗浄剤です。服用前に水を入れて溶解する必要があります。味は薄い塩味です。ニフレックだけを飲み続けて、腸内の便の排泄を行うため飲み方がわかりやすいです。洗浄効果はサルプレップにはやや劣りますが、高い洗浄効果があります。排便がきれいになるまでに服用する腸管洗浄剤の量は2Lです。腎臓の機能が悪い方でも服用できます。
唯一の錠剤の腸管洗浄剤です。錠剤50錠と水やお茶を服用し、腸内の便の排泄を行います。 洗浄効果が弱く、錠剤も量が多くすごく飲みやすいというわけではありませんが、どうしても液体の腸管洗浄剤が飲みたくないという方にはよいです。腎臓の機能が悪い方は服用できません。
大腸カメラ検査の前には通常下剤の服用という前処置が必要です。下剤によって腸管内の便をすべて出しておかないと内視鏡の挿入や腸管内の観察が十分にできないからです。しかし前処置のためには2000ml程度の液体を飲む必要があり、下剤もおいしいものではないので、非常につらいという方が多くいらっしゃいます。そのような方の為に、当院では下剤を飲まずに腸管内を綺麗に洗浄できる方法を準備しておりますので、お気軽にご相談ください。
下剤を飲まずに腸管内を洗浄する方法は、同日に胃カメラ検査も受けていただき、胃カメラ検査の際に十二指腸内に直接下剤を投与するという方法です。胃カメラ検査後は院内のトイレを使用して便を出し切っていただき、その後に大腸カメラ検査を行います。詳しい検査方法は、下剤を飲まない大腸カメラ検査の流れの項をご確認ください。
下剤を飲まない大腸カメラのメリットは、やはり多量の液体を飲まないで検査ができるということです。デメリットとしては、胃カメラ検査で下剤を注入後に便を排泄するので、病院内に滞在する時間が長くなることです。また注入する下剤は一定量で少なめなので、完全に便が綺麗にならず、追加で下剤を服用しなればならない場合があります。
日本消化器内視鏡学会専門医であり、指導医でもある院長が、大腸カメラ検査を担当します。多様な症例に対応してきた豊富な臨床経験と長年培った技術により、苦痛が少なく、精度の高い検査を提供します。
「大量の下剤を飲むのが辛い」という方は、下剤を飲まない大腸カメラ検査もできます。詳細は「下剤を飲まない大腸カメラ」の項を参照ください。 また大腸カメラ検査のみの場合でも、「繰り返す便意が不安」、「遠方に住んでいる」という方は院内で下剤を飲んでいただき、便が出切るまで個別ブースでお過ごしいただくこともできます。
がん化するリスクがある大腸ポリープ(腺種)が見つかった場合は、大腸カメラ検査のなかで切除することが可能です。あらためて別日に手術をする必要がありません。ただし大きなポリープや数が多すぎる場合は出血の危険性がありますので、後日病院で入院して治療を受けていただく場合があります。
検査が苦痛という方には、鎮静剤を用いた検査がおすすめです。半分眠ったような状態で検査を済ませることができます。また検査時は炭酸ガスを腸内に注入するので、お腹の張りも少なくて済みます。
大腸用の内視鏡でスコープが細いため、挿入がスムーズで、腸を押しすぎることなく苦痛を感じにくい仕様となっています。
患者様お一人おひとりの状態やご希望を考慮しながら、使用する内視鏡の選定や鎮静剤の使い分け、大腸カメラ前の下剤(腸管洗浄剤)の調整など細やかなセッティングを行っています。
仕事や家事などでお忙しい方でも無理なく検査を受けていただけるよう、土日の検査や、午前の検査も受け付けています。
胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同時に受けることができます。何度も通院するのが大変な方、お忙しい方におすすめです。
大腸ポリープ,大腸がん・過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・クローン病・大腸粘膜下腫瘍・大腸憩室・いぼ痔・切れ痔・痔ろう
大腸カメラ検査のみの方
大腸カメラ検査+病理検査の方
大腸ポリープ切除(日帰り手術※)
※上記金額は目安です。診療内容によって初診料・鎮静剤などの薬代などが追加されることがあります。
Q
大腸カメラ検査は痛そうで怖いのですが・・・
A
大腸を伸ばさずにスコープを挿入すると痛みがあまりない方も多いです。ただ不安もあると思いますので、当院では鎮静剤を使用することをおすすめしています。寝ているような状態で検査を済ませることができます。また特に挿入が難しい、痛みが強いという方は、超細径大腸内視鏡を使用して挿入時の痛みがさらに軽減されるよう配慮しています。
大量の下剤を飲むのが苦手で検査をためらいます。
検査前には腸管を綺麗に洗浄しておく必要があり、2L程度の下剤を飲んでいただく必要があります。当院では様々な下剤を準備し、患者様が飲みやすいように調整しております。また、どうしても下剤を飲むのがつらい方の為に、当院では胃カメラ検査と併用することにより、下剤を飲むことなく大腸カメラ検査を受けることも可能です。胃カメラ検査時に十二指腸に直接下剤を投与するので、口から飲むことなく腸管を綺麗に洗浄できます。便が出切った後で大腸カメラ検査を行います。
自宅で下剤を飲んでクリニックに移動するまで、トイレを我慢できるか不安・・・
早めに飲み始めて頂き、ご自宅で便意が収まってから来ていただく形になるので基本的には大丈夫ですが、それでも不安でしたら、院内で下剤を飲んでいただき、便が出切るまで個別ブースに滞在いただくことも可能です。
つい忙しくて検査を後回しにしてしまいます。
大腸がんなどの大きな病気は、忙しい働き盛りの40代から増えてくるので、定期的な検査がおすすめです。そのため当院では、土日や、午前・夕方でも検査を受けられるよう診療体制を整えております。患者様のご都合に合わせた検査をご提案しますので、お気軽にご相談ください。