胃カメラ検査

胃カメラ検査とは

胃カメラ検査とは

食道、胃、十二指腸といった上部消化管の病変を発見するのに有効なのが「胃カメラ(上部内視鏡検査)」です。 上部消化管の粘膜の状態を細かく観察することができ、病変が疑われる箇所は組織を採取して、後に病理検査を行うこともできます。 また、病変の発見はもちろん、潰瘍などで出血している部分を止血したり、異物を取り除くなどの治療を行うこともできます。

どんな時に検査するのか

以下のような症状・状態があれば、胃カメラ検査をおすすめします。

ピロリ菌と胃がん

ピロリ菌と胃がん01

ピロリ菌は胃の中に生息する細菌です。 近年胃がんの原因の大部分はピロリ菌と言われています。ピロリ菌に感染すると慢性的な炎症が起き、胃粘膜が徐々に萎縮していきます。高度に萎縮した粘膜からは胃がんができやすくなります。

ピロリ菌と胃がん02

胃カメラ検査のデータでは、萎縮が軽度の方に比べ、萎縮が高度の方は10倍胃がんやその前がん病変が見つかりました。

ピロリ菌と胃がん03

ピロリ菌を除菌できると胃がんの危険性は低くなるものの、一度起こった萎縮の変化は残るので、ゼロにはなりません。 出来るだけ早くピロリ菌の検査を行い、いる場合は早めに除菌治療をして胃がんの危険性を下げることが大切です。また萎縮がある方は除菌した方もかならず定期的な胃カメラ検査を行い、胃がんがもしできても早期に発見することが大切です。

ピロリ菌について詳しくはこちら

当院の特徴

臨床経験が豊富な内視鏡専門医・指導医が担当

臨床経験が豊富な内視鏡専門医・指導医が担当

日本消化器内視鏡学会の専門医で指導医でもある当院院長が、胃カメラ検査を担当します。 多数の症例に対応してきた豊富な臨床経験と長年培った技術により、苦痛が少なく、精度の高い検査を提供します。

鎮静剤による苦痛の緩和

患者様の状態やご希望に合わせて鎮静剤を用いた検査も可能です。鎮静剤を使用すると内視鏡の挿入時に苦痛が少なく、半分眠ったような状態で検査を済ませることができます。

拡大内視鏡でがんの発見率が向上

拡大内視鏡でがんの発見率が向上

発見が難しい早期胃がんなどの病変を発見するために、拡大して観察することができる「NBI拡大内視鏡」を使用しています。高性能な内視鏡を駆使して、日本消化器内視鏡学会の専門医が検査を行います。

患者様に合ったオーダーメイド検査

患者様お一人おひとりの状態やご希望を考慮しながら、使用する内視鏡の選定や、鎮静剤の使い分け、全身処置の内容など細やかなセッティングを行います。

オーダーメイド検査

患者様お一人おひとりの状態やご希望を考慮しながら、使用する内視鏡の選定や、鎮静剤の使い分けなど細やかなセッティングを行います。

大腸カメラ検査も同日にできる

大腸カメラ検査も同日にできる

胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同じ日に受けることができます。何度も通院するのが大変な方、お忙しい方におすすめです。

土日、早朝や夕方の検査も可能

仕事や家事などでお忙しい方でも無理なく検査を受けていただけるよう、土曜・日曜の検査や、早朝・夕方の検査も受け付けています。

経鼻内視鏡検査も可能です

経鼻内視鏡検査は、鼻から挿入されるため、喉の違和感や嘔吐反射が少なく負担が軽減されます。また、検査中に会話が可能で、呼吸も楽に行えるため、快適な検査が可能です。さらに、細い内視鏡を使用するため、検査後の回復が早く、高齢者や嘔吐反射が強い患者にも適しています。

診断できる病気

食道裂孔ヘルニア・逆流性食道炎・食道がん・食道粘膜下腫瘍・慢性胃炎・ピロリ菌・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がん・機能性ディスペプシア・胃粘膜下腫瘍

費用の目安

胃カメラ検査のみの方

1割負担の方 1,500円~2,000円
3割負担の方 4,500円~6,000円

胃カメラ検査+病理検査の方

1割負担の方 3,000円~3,500円
3割負担の方 9,000円~10,500円

※当院を初めて受診される方は、別途初診料がかかります。
※別途、鎮静剤などのお薬代が追加されることもあります。

※上記金額は目安です。診療内容によって初診料・鎮静剤などの薬代などが追加されることがあります。

よくある質問

Q

胃カメラ検査は苦しいので怖いのですが・・・

A

当院では、患者様に苦痛の少ない検査を受けていただけるよう配慮しています。鼻から小さな内視鏡を挿入する「経鼻内視鏡」を使用したり、半分眠ったような状態で検査を受けられる鎮静剤の使用も可能です。

Q

検査を受けたいけど、忙しくてタイミングが合いません。

A

働き盛り世代のころから、消化管の病気が増えてくるので、定期的な検査がおすすめです。当院では、土日や早朝・夕方でも検査を受けられるような診療体制を整えております。検査を迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

Q

胃カメラ検査を受けるときに気を付けることはありますか?

A

検査前には食事や水分摂取の制限があります。検査を受ける時間帯によって内容が変わりますので、個別にご案内いたします。
そして検査時に鎮静剤を使用された方は、安全のためにご自分での運転は控え、公共交通機関などでご帰宅ください。

お問い合わせはお気軽に

まずは苦痛の少ない内視鏡検査で、胃や大腸の状態を知り、健康を保つための取り組みを始めませんか?

診療時間  9:00~19:00
休 診 日  水、木、金、土日(隔週)、祝日